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テレビ業界の就職したいという人たちは、かなり多くいらっしゃることでしょう。テレビ業界の就職は、かなり競争率が激しいと言っていいでしょう。テレビ業界の就職において、みなさんが既に知っていること、知らないこと全部ここでお話ししましょう。
猫も杓子もテレビ業界に就職したいという思いがあるかもしれません。しかし、仕事には向き不向きもあるということを考えてください。であれば、テレビ業界の就職で向いている人たちはどのようなタイプなのでしょうか。
なんで、テレビ業界の就職を求めているのかといえば、テレビという世界は常に時代の最先端を行っているからではないでしょうか。アナログから、デジタルの世界にテレビは突入して、格好良く、デジタル世界でお仕事が出来ると思っている人たちも多いようです。
しかし実際には、テレビの仕事は、 まだまだアナログの世界と言っていいでしょう。ですから、デジタルを期待していると、思わぬとばっちりを受けてしまう可能性があります。
デジタルからデジタルが発信されると思えば大きな間違いです。テレビの仕事は、裏舞台とも考えることができます。そこでは、職人たちが汗水たらして、ランニングシャツで働いている可能性もあります。
どのような最先端技術においても、このような人たちって絶対に必要なのです。このような人材がいるから、最先端の技術が発信されるのですね。
テレビ業界に就職して、データの納品は、全部コンピューター化されているものという認識もみなさんにあるかもしれませんが、納品など未だテープだったりします。
かつ、納品に関して言えば、まさに、テレビ業界に就職した人たちは、時間と戦っていかなければなりません。
中では、締め切りに間に合わせようと、多くの方々が汗だくになって頑張っています。どのような人たちがテレビ業界の就職に向いているのかといえば、このような環境に耐えることができる人たちです。
最初、テレビ業界に就職した人たちは、あっちのスタジオからこっちのスタジオへ「これを持っていって」と指示されるだけの小間使いかもしれません。
ですから、足の速い人などはテレビ業界に就職してかなり重宝がられるのではないでしょうか。
ただし、テレビ業界に就職し、足が速いのには更に要求されるものがあり、足が速いプラスα、更に、仕事が頼みやすい存在であること、仕事を頼みたい時に近くにいてくれることが条件だったりします。
まず、みなさんは、テレビ業界に就職して、使える人間である必要があります。世間では、調子のいい人間って、あまり評価はされないのかもしれませんが、テレビ業界に就職して、最初の頃は、そのようなタイプが上から好まれているのかもしれないですよね。
でも、テレビ業界に就職して生涯、調子がいいだけでは、薄っぺらい人間として評価されてしまうでしょう。テレビ業界に就職して、更に必要なのは、 臨機応変にその場の問題に対応していける機転の良さではないでしょうか。
調子がいいということは、いつも偉い上司にヘラヘラしていればいいということではありません。調子が良く、機転がきくというタイプが、この先、テレビ業界に就職してどんどん成長して行くでしょう。
普通の会社に入社し、このような要素が役立つこともあるかもしれませんが、テレビ業界に就職したらそれ以上と考えてください。
例えば、テレビ番組において、ゲストとレギュラーがバッタリ会ってしまうことを避けたいケースも出てきます。バッタリ会ってしまうことで、番組に対してのモチベーションもトーンダウンしてしまうことも実際にはあります。
そのようなとき、テレビ業界に就職した人たちがどのような仕事をこなしていかなければならないといえば、機転をきかせ、動線を上手く組み合わせて行くことです。
そのとき、少し来るのが遅いエレベーターや、 ドアがしまってしまうのが速いエレベーター、 上り下りのスピードが遅いエレベーターと言った細々とした違いまで判っている必要があります。このような機転の良さが内面にあるからこそ、調子の良さも充分発揮出来るのではないでしょうか。
このようなこと一つ考えてみても、テレビ業界に就職して、テレビはコンピューターなどですべて片付けてしまうことができない、いたってアナログという感じがしますよね。いわば、ガンジガラメのデジタル人間は、テレビ向きではないと考えることができます。
更に、人の気持ちを盛り上げることができるような人たちが、テレビ業界に就職してやって行くことができる人たちです。テレビ業界に就職して、上の人間になることができれば、そのような要素が必要ないということではないのです。上の立場の人たちも、撮影現場に来て、いろいろ“”ごった煮”のような多種の人間がいる中でまとめるために盛り上げようと必死なのです。
テレビ業界に就職したら、生涯、意識の中には盛り上げようという気持ちを持っている必要があります。
テレビ業界の就職では、テレビの今後とも向きあう必要があります。テレビも、刻一刻変化しています。テレビというものがその中でも、段々と低落して行けば、テレビ業界に就職しようと思う人たちも減少してしまうでしょう。
テレビ業界に就職したいと思っている人たちの数は、現在のテレビのあり方に反映しているとも言えるでしょう。
いま、テレビ業界の就職では、 公共放送のNHK、5局の地上波民放キー局系列局、BS及びCS衛星放送、インターネット動画配信、ケーブルテレビなどいろいろなジャンルがあって、 テレビ業界に就職というものの、どこに入ればいいか迷っている人たちもいるでしょう。ただし、仕事をしたいと思っている人たちに、多くの選択肢があることはいいことでしょう。 地方テレビ、アルバイトなど含めて、昔と比較し、仕事が出来る可能性は高くなったということができます。
一方でテレビ自体は盛り上がっているのかもしれませんが、 民放キー局離れは加速化して、Wowow・スカパーなどのBS・CS衛星放送、インターネット動画配信のほうに注目が集まってしまっているのかもしれないですよね。それもまさに、昔のテレビの有様とは違うものです。テレビ業界に就職する人たちにとってテレビの全体像をつかむことも大事です。
テレビ業界に就職したい人たちにとって、テレビは、憧れの存在である必要があるのではないでしょうか。果たして、テレビは、現状、そのリクエストに答えることができているのでしょうか。
ただ闇雲にテレビ業界に就職したいということで面接官と向きあっても、テレビについて全然理解度がなく相手にされない可能性もあり、あなた自身が期待外れということも起こるかもしれません。
テレビ業界に就職し、テレビは、まず、番組制作者たちが、いいコンテンツを制作して、それを配信して行きます。それを、視聴者の方々が見てくれるまでがテレビのあり方です。視聴者の方々が見てくれないテレビは、テレビではありません。民放テレビにおいて大事なポイントは、観てくれる視聴者の方々に対して、企業がコマーシャルを配信するため、枠をテレビ局から買取していることです。
民放テレビが、どのような形で、利益を出しているのかといえば、この広告枠を販売して利益です。
まず、テレビには、民放キー局という存在があります。そこでは広告して欲しい企業が、番組の枠を購入して、収益をあげています。民放テレビは、 自局で番組を制作し自局で放送することもあり、 系列局ともしっかり繋がり合って、全国各地に番組を行き届かせています。
民放キー局は、実際には放送事業だけをしている訳ではありません。例えば、フジテレビジョンでは都市開発事業を行っており、日本テレビ放送網はスポーツクラブ事業、テレビ東京はEC事業など、様々な事業を展開しています。そのためにも民放キー局は、資金力と知名度をアップさせる必要があります。
テレビ業界に就職する人たちは、NHKもしっかりターゲットに入っているのではないでしょうか。NHKとは、日本放送協会のことであり、日本においてたった一つの公共放送を展開しています。
放送法の第15条において、公共の福祉のため、あまねく日本全国において受信できるよう、 豊かでかつ良い放送番組による国内基幹放送を流す必要があるとあります。
民放キーとの違いは、既にお話しする必要はないでしょうけど、ここは国民の受信料で成り立っています。更に、民放キー局と比較して、番組作りの制作費が高いこともあげることができるでしょう。大河ドラマなどに、多くの方々がつい観てしまう理由は、やはり、お金を一杯使って、レベルの高い作品を仕上げているからということができるのではないでしょうか。
例えばですが、日本テレビの年間約980億円と比較して、 NHKの場合は約1550億円です。テレビ業界に就職したいという方々は、この数字は抑えておくべきでしょう。
お金があればいい番組が作れるとは言えないかもしれません。しかし、いい番組を作りたいと思っても、お金がかかるから実現出来ないことは多々、今まであったはずです。
更に、準キー局があります。準キー局とは、 キー局に準ずる局のことです。なかなか言い方が難しいですが、準キー局は、東京に拠点を置くキー局と比較して、関西版と言ったところでしょうか。
「情報ライブ ミヤネ屋」などは、讀賣テレビで、準キー局です。 準キー局は、 大阪・京都・滋賀・奈良・兵庫・和歌山エリアを抱え、放送をする権利を持っているので、次にお話しするローカル局よりも、影響力は高いと考えることができます。
テレビ業界に就職したいという方々は、ローカル局もターゲットの一つです。ローカル局とは、基本的には、1つの県域に絞りこみ、番組を配信しているテレビ局のことです。
例えば、 IBC岩手放送は、岩手県に住んでいる方々を対象にして番組を放送しています。
関東圏(東京・千葉・埼玉・群馬・茨城・栃木・神奈川)と関西圏(大阪・京都・滋賀・奈良・兵庫・和歌山)、東海三県(愛知・岐阜・三重)を除き、県域免許制度によって、1つのテレビ局は1つの県域に限るという原則があります。
ローカル局も、広告ビジネスをしているという意味では同じです。ローカルテレビは、良質な番組を提供するためにネットワーク協定が上手く活用されることになります。ネットワーク協定とは、キー局が地方のテレビ局と協定を結ぶことで、この協定のお陰で全国各地に同じ番組を提供することができるようになりました。
このような方法によって、なかなか24時間放送をすることが難しいローカル局でも、キー局と同じレベルの番組・コマーシャルを提供することができるようになりました。
テレビ業界に就職したいという方々にとって、独立放送局も選択肢の一つです。独立放送局が何かも正しく理解をしてください。独立放送局とは、?ネットワーク協定に属していない放送局のことです。
実際にそれほど多い数がある訳ではありませんが、関東圏を中心にして、20近い数の独立放送局があります。 このようなテレビ業界に就職したほうが楽かもという思いもあるかもしれませんが、規模が小さいためなかなか募集も出ないかもしれませんのであながち簡単とは言うことができません。
「五時に夢中!」などでおなじみの東京メトロポリタンテレビジョン(TOKYO MX)は、そのような独立放送局です。
テレビ業界に就職する上で、もはやインターネットも欠かすことができない存在と言っていいでしょう。キー局も、いまインターネットの存在に戦々恐々としているのかもしれません。インターネットテレビの可能性は、未知数であり、可能性を信じこのようなテレビ業界に就職したいという方々もいるのではないでしょうか。
テレビをつけていいか定義は曖昧ですが、インターネット通信網での映像を配信する会社のことです。現在、テレビ局が出資して作られたものもあり、テレビ局自体も、ここの分野に高い関心を持っているのは事実です。
テレビ朝日とサイバーエージェントの共同出資で作られたAbemaTVや、日本テレビのHulu、NHKのNHKオンデマンドや、さらにニコニコ生放送のドワンゴやLINELIVEのLINEなどもここの分野に入れることができます。
スマートフォンも登場して、スマートフォンでテレビを観ている人たちもいるでしょうし、インターネットという場合もあります。インターネットの登場によって、テレビ局のカテゴリーも分けづらくなってしまったのも事実でしょう。
インターネットの存在で、テレビのあり方も今後変革の可能性が余儀なくされたと言っていいのかもしれません。テレビ業界に就職したいという人たちがいる一方では、テレビ業界に就職することは今時それほど大きなメリットはないと判断している人たちもいます。ここで、テレビ業界に就職して未来は明るいのかということも推測いる必要があります。
インターネットの存在の登場によってテレビが危機に晒されているという言い方をする人たちはいます。脅威に晒されているという意味では、海賊版など違法性の高いものを未だ排除出来ない点もあるでしょう。
ちょっと以前、情報収集の大きな発信基地は間違いなくテレビだったはずです。現在、その権威は失ってしまったというのでしょうか。テレビという存在は、既にお話しをしていますが、誰もが観たい番組を提供するから、広告としての視聴者を増やすことができ、広告主から収入を得ることができます。
とにかく、視聴者が命なので、視聴者がテレビを観てくれなければ収入は期待することができません。
ですから、視聴者がインターネットに移行し、更に喜んで海賊版を受け入れるようなことがあれば、テレビ局は現状を維持出来なくなる可能性が充分にあります。このあたりのことを多くの方々が不安と言っているのではないでしょうか。
例えば、フジテレビの決算書では、営業利益は、放送が7億円であるのに対して、オフィスビル事業やホテル事業などの都市開発分野の営業利益があり、そちらでは103億円という利益を確保しています。
今後、インターネットの普及によってテレビの存在は消えるとはなかなか考えることができません。それは、どんなにテレビが元気ないいときでも、新聞が消滅しなかったのと同じと考えていいでしょう。
しかし、フジテレビでも、更に、新規オフィスビルやホテルを順次開業予定、収益基盤拡大へという報道がされているので、今後、このような多方面事業へ向きあう可能性は充分考えることができます。
テレビ業界に就職してテレビの仕事が100%出来るものと考えていたら、全然多種の仕事だったということも今後、起こる可能性があります。フジテレビを例にしましたが、実際には、このような傾向は、フジテレビにだけに限ることではありません。他にも、テレビ東京はEC事業に手をつけていたりし、様々なキー局において、この時代に対抗する対策について考えていると言っていいでしょう。
ニュースによって、世界を知ることになり、テレビは、やはり、ニュースを発信する上で、大事にポジションを持っていると言っていいでしょう。そのようなこともテレビ業界に就職する人たちはじっくり考える必要があります。
テレビは、視聴者のために存在しています。視聴者が命であり、それがなくてはスポンサーから収入を得ることができません。しかし、あまりにも視聴者主義に走るため、真実を伝えなければならないニュースが、真実を伝えていないかもということも危惧する必要があります。
いま、テレビは、ニュースを過剰に流していると言っていいでしょう。注意をしなければならないのは、過剰化することで良からぬ方向へ視聴者が誘導されてしまう可能性もあるということです。
ニュースとは、本来、あるべき事実を私達に伝え、あとは、私達がその事件について考えればいいだけなのではないでしょうか。しかし、過剰化することによって、事件の結論までテレビで勝手に話してしまっていることがあります。
テレビの指図によって、あの大統領は絶対に悪いというレッテルを貼り付けられている可能性はないでしょうか。あの大統領が悪いか否か、私達は事実だけ知り、自分自身で判断していかなければならない問題です。
最近のテレビは、ニュースが過剰化しているから、どうしてもよけいなことを言ってしまったり、偏見を持って一部の部分をクローズアップしたり、繰り返したりします。クローズアップしたり、繰り返す理由は、視聴者が関心を持っているからであり、テレビは視聴者が命だから、視聴率がアップすれば頻繁に繰り返すでしょう。
それが、芸能人が覚せい剤を使用して報道がカーチェイスまで行う結果なのです。
ある人たちは、視聴者が関心を持っているのにクローズアップして何がいけないのかというでしょう。ある意味ではテレビは正しいことをしているかもしれません。しかし、人間の関心など、所詮好奇心に過ぎないところもあります。好奇心を満たすためのものならニュースではなく、他のバラエティー番組でいいのではないでしょうか。その材料が、ニュースだというのはとてもおかしな話しです。
かつ、ニュースは、ワイドショーと一緒になり、どれがニュースなのか境界線が非常に判りづらくなっています。殺人事件と、美味しいお店の紹介とは、明らかに受け止め方は違うはずです。ニュースはしっかり切り離して考えていかなければならないものです。テレビ業界に就職する人たちもよく考えていただきたいのですが、ニュースとは最初に結論を視聴者に提供するべきものではないでしょうか。
しかし、いま、それがなされていません。ラジオ・新聞のニュースなら、真っ先に何が起きたのか私達に手短に教えてくれています。しかし、テレビはそうではなく、結論を後回し、後回しにして、間にコマーシャルを挟み、コマーシャルとともに出来るだけ長く、視聴者の方々を釘付けにさせておく手法を取っています。
コマーシャルを観なくなってしまった苦肉の策でこのような方法を採用していますが、ニュースに対しては、それで問題ないのでしょうか。このようなテレビの流れ方も、テレビ業界に就職したいと思っている人たちは、インターネットの問題と同時に絶対に考えていかなければなりません。
今後テレビにも変化が余儀なくされることでしょう。テレビ業界に就職した人たちは、変える張本人です。
なかには、これからテレビ業界に就職していいものか躊躇している人たちもいるかもしれません。しかし、以前は、入社しようと思っても、テレビの世界は超狭き門だったのです。そのようなことを思えば、ある程度、テレビの未来が心配という人たちがいてくれたほうが、テレビ業界に就職しやすいとも言えるでしょう。
ただし、テレビ業界に就職したからには、入社したみなさんが、テレビを変えていかなければなりません。
将来性のない企業に入社しても今後、する仕事がなくなってしまうかもしれないですよね。 ただし、テレビの世界だけが、このように思う人たちが多いということではなく、どの仕事に対しても言えることです。
AIの導入を心配している人たちもいますが、それは、他の仕事でも、AIによって戦々恐々としているでしょう。現代社会は、いま、むかし以上、めまぐるしく変化している時代ともいうことができます。時代の波にフレキシブルに、ついて行くことができる企業が勝つことになり、テレビも今後、時代時代の勝利者になるための努力・戦略が激務と言えるでしょう。
お茶の間のみなさんが、テレビを中心にして囲むという時代ではなくなってしまったのです。
インターネットが普及した時代において、リピート性といえは、インターネット動画に重きをおく人たちも増えて来ています。テレビがどのような役目を持っているのかといえば、流れて行くだけの実況中継としての役割です。
でも、実況中継としての役割に変わってしまったのかといえば、むかしからテレビには、実況中継の要素が求められていたと言っていいでしょう。
テレビだけで、インターネットのない時代、どんどんテレビに対して高い要求が求められるようになり、多くの人たちが、価値あるリピート性の高いものを求めるようになって来ましたが、そこまで期待されるテレビは、あり方として負担もかなり多く、疲弊していたのかもしれません。
いま、テレビは、実況中継としての役割に専念することができ、かつての生き生きした様を取りもどしたともいうことができるのでは。
テレビを見ている人たちは、「この番組はとても素晴らしいから、もう一度見たい」ということではなく、お茶の間で、「なんとなくぼーっと見ている」とか、「暇つぶしでやることがないたら見ている」という人たちが、圧倒的多数です。
そのような人たちに、支えられテレビが堕落したということではなく、むかしからそうだったのです。
インターネットに向きあう人たちは、いま、よりメリットをもたらすモノ・情報を発見しようという意欲満々で向きあうケースが多いですが、そのような行為に疲れてしまえば、再び、なんなく疲れを癒すためにテレビの世界に戻って来てくれるかもしれません。
現代社会は、高齢化社会に突入しています。高齢者の方々は、意欲的に、価値ある情報を探すというモチベーションを持ち、果たしてインターネットと向きあうでしょうか。やはり、高齢者の方々も、なんとなくテレビを見ているのです。
テレビ業界に就職した人たちは、このような多数の高齢者の方々の満足度を担うことになります。
ここまでのお話しで、テレビ業界に就職した人たちは、なんとなく適当な番組を作ればいいと勘違いしてしまう可能性がありますが、決してそうではありません。
本当になんとなくテレビが流れていても、お茶の間のみなさんは、テレビを消してしまうでしょう。そのとき、テレビにとらわれていた生活は、どんなに目が疲れるかということも気付かせてしまうことになり、今後、テレビのない生活へと転化してしまうかもしれません。なんとなくという言い方を誤解しないでいただきたいのですが。
敢えて言えば、リピート性の高いものは職人性の高いモノ、そして、なんとなくの番組というのは、スーパーマーケットで買える日常食品などと考えてください。
なんとなくということで、適当な商品を販売していては、スーパーマーケットはすぐに倒産してしまうでしょう。庶民のためにあるスーパーマーケットは、常に新鮮で質が良く、価格が安く、スピーディーに隙間なく届けられる必要があります。
なんとなくには、難易度の高い鮮度と質が求められているのです。テレビ業界に就職した人たちは、今後、時代の流れを注視して、そのような番組作りをして行く必要があります。
テレビ業界に就職した人たちは、満足度の高い番組を数多く提供していかなければなりません。そのためには、ひとつの番組に予算を費やすこともできないでしょう。主婦の方々がしている夕食の献立のように、限られた費用の中で、美味しい料理を作る工夫をしていかなければなりません。
なんとなく暇つぶしで見ているお茶の間のための番組を作っているのではない。オレは、テレビ業界に就職して、もっとハイレベルの番組を作りたいんだと思えば、今後、なかなかうまくテレビの世界と適応出来ないかもしれないですよね。
このなんとなく暇つぶしで見ているお茶の間のみなさんが大事なお客様なのです。もちろん、価値あるレベルの高い番組もあるので、全部がそうではありませんが、今後、テレビの違いとしてこのようなことがもっと顕著にあらわれてくることが予測出来ます。
テレビ業界に就職してレベルの高い番組を作るというモチベーションも方法のひとつですが、そのために他のコンテンツに負けてしまうことがないようにしなければなりません。
いかがでしょうか。テレビ業界に就職して目下の敵はインターネットとも言われています。インターネットは、いまブームともいうことができます。ブームだから、いま、テレビが危機に晒されていると思っている人たちもいますが、ブームはやがて去るものです。
例えば、インターネット動画だって、インターネットですぐに見ることができる訳ではなく、いちいち時間をかけて検索などして、見る人たちの努力が必要です。インターネットが面倒と感じている人たちもかなり多く、今後、インターネット離脱者も増えてくるでしょう。
そのような人たちが、きっとなんとなく見ることができるテレビに戻って来てくれるのではないでしょうか。テレビ業界に就職してまだまだ未来は確実に存在しています。